地はお造りになったものに満ちている。(詩編104編24節)
キリスト教の人間観は、すべての人間は神様が創造され、その創造によって生きている私たちを心底愛してくださっているという視点に立っています。
だからこそ人と人とが傷つけあう事、同じように神様が創造された自然を傷つけることを良しとしません。
キリスト教は一つひとつの事がらに示されている神様の心に聴いていくことによる人と人、人と自然の関係を大切にしています。すべて神様が創造された御業の一つだからこそ、それが失われることを神様が望んでいるわけがありません。
ですから園児たちに「お友だちと仲良くしましょう。」と伝えるのは、道徳ではないのです。それは神様の御心に聴いた時に与えられる神様の思いだからです。
日々の生活の中で園児たち一人ひとりは、神様のことばと共に生き、神様の心を味わい、本当に生きる、生かし合うことは何かを小さな体と心でたくさん考え、体験しているのです。