チャプレン室よりメッセージ

5月のみことば

主よ、お話しください。僕(しもべ)は聞いております。(サムエル記上3章9節)

「神様に聞いてみよう」と園児、教職員にいつも私は語っています。例えば悲しんでいる人を見た時に「神様(イエス様)だったらどうするだろうね」と園児たちに投げかけると、異口同音に「優しくする」「おそばに行く」という答えが返ってきます。

神様に聞くということは、人と人とが本当に平和に結び合わされていくことの大切なきっかけです。

それは親子関係でも同様です。親の思いがあります。「こういう子に育ってほしい」という願いもあります。

けれどもそれが独りよがりになってしまうと子どもの心は離れ、時には傷つけてしまうこともあるでしょう。

神様に聞いていくことによって示された事は必ず人と人とを強く、豊かに結び合わせます。

子どもたちは、人と人との関りを固く結ぶ神様の思いに耳を傾ける心を園での生活で養い、本当の優しさや愛を神様から聞きながら、神様の愛で世を照らす光の子として日々成長しています。まず神様に聞いていくそんな心を子どもも大人も持っていきたいと思うのです。