園長室よりメッセージ

《 12月のみことば 》

天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。(ルカによる福音書第1章28~29節)

 「おめでとう」と言われれば「ありがとう」と応えますけれども、キリスト教会の習慣ではこの季節、「クリスマスおめでとう」とあいさつし、「クリスマスおめでとう」と応えます。

 聖書のクリスマスは、天使がマリアに現れ、「おめでとう」告げる出来事から始まります。御子の母となるお告げです。突然の出来事に、マリアは「考え込んだ」と書かれています。

 「おめでとう」との祝福に応えるためには、生きる喜びが不可欠です。どうして生まれたのか、何のために生きるのかが納得できなければ、素直に「ありがとう」とはなかなか言えないのではないでしょうか。

 マリアは御子の母となる「ありがとう」は言いません。けれども、誕生する幼子主イエスには「ありがとう」と感謝したに違いありません。

 皆の誕生日に「ありがとう」のカードを贈る人がいました。喜ばれることは生きる力を与えます。人は喜ばれて生かされます。「ありがとう」の力を分かち合いたい。

                                 (チャプレン・園長 神﨑 伸)